emiko tashima
小さな選択が、未来を変える。
分子栄養学カウンセラー
食事と栄養を入り口に、自分を大切にできる人を増やしたい。
そう思うようになるまでの、私の歩みです。
STORY 01
私はこれまで、周りの人の目や評価を気にしながら、自分の気持ちを後回しにして生きてきました。
幼い頃から、周りにどう思われるかを気にして、自分自身の本当の気持ちよりも、周囲に合わせることを優先してしまう。
そんなことよりも、誰かの期待に応えることや、周りから認められることに意識が向いていたように思います。
高校生の頃からは、痩せている自分にしか価値がないと思い込み、無理なダイエットを繰り返すようになりました。そして、15年以上にわたって摂食障害を経験しました。
こんな自分は誰にも知られたくない。そう思うほど、自分のことが好きになれませんでした。
そんな思いを抱えながらも、思うようにならない自分を責め、心も身体も、ずっと無理をしていたのだと思います。
STORY 02
その後、二度の出産を経験し、育児休業を経て職場に復帰しました。しかし、復帰から半年ほどで適応障害と診断され、休職することになりました。
それまで当たり前のように続けてきた仕事も、家事も、子育ても、思うようにできない。
何もできなくなってしまった自分に、どうしたらいいのかわからず、ただ「どうにかしたい」という気持ちでいっぱいでした。これまで、頑張ることで何とかしようとしてきた私にとって、頑張りたくても頑張れないという状況は、とても苦しいものでした。
そんなときに出会ったのが、分子栄養学でした。
STORY 03
分子栄養学を学び始め、食事や栄養が、身体だけでなく、心の状態や日々のコンディションにも関わっていることを知り、大きな衝撃を受けました。
それまでの私は、体調が悪いときも、気持ちが落ち込むときも、自分の努力や気持ちの持ち方に原因を求めてしまうことがありました。
そんなふうに考えていた私にとって、身体の仕組みを知り、食事や栄養という視点から自分を理解することは、それまでとは違う自分との向き合い方を知るきっかけになりました。
そして、私にとって大きな変化の一つが、食べることへの意識でした。
もともとダイエット志向が強く、食べることに抵抗があった私。健康的な食事を意識していたものの、偏った知識や思い込みから、「これは身体によくないから食べてはいけない」「あれも避けたほうがいい」と、自分が食べられるものをどんどん狭めていました。
健康になるために食事に気をつけているはずなのに、食べることが苦しくなっていく。
そんな私にとって、栄養を学ぶことは、食べてはいけないものを増やすことではありませんでした。
食べることが体にとってどれほど大切なのか。食事から得られる栄養が、身体の働きを支えていること。そして、自分の身体を大切にするためには、必要なものをきちんと食べることも大切なのだと知りました。
すると、これまで避けていた食べ物に対する考え方が少しずつ変わり、安心して食べられるものが増えていきました。
食べることを制限することばかり考えていた私が、食べることの大切さを知り、安心して食べられるようになったのです。この変化は、私にとって本当に大きなものでした。
もちろん、食事や栄養だけですべてが解決するわけではありません。それでも、自分の身体の仕組みを知り、自分に合った食事を考え、自分自身を大切にすることを少しずつ実践していく中で、体調だけでなく、自分との向き合い方も変わっていきました。
自分を責めることから、自分を理解し、大切にすることへ。
これまでの私は、周りの期待に応えようとするあまり、自分の気持ちや身体の声を後回しにしてきたのだと思います。そんな自分の生き方に気づき、ようやく自分自身を大切にすることができた。そのことが、私にとって本当に嬉しい変化でした。
STORY 04
自分自身の変化を経験したことで、私は栄養について学ぶことの意味を、以前とは違う形で捉えるようになりました。
知識は、ただ知っているだけのものではない。自分の身体や心の状態を理解し、日々の選択を変え、自分自身を守るために使えるものなのだと感じたのです。
体調が悪いとき、ただ我慢したり、自分のせいにしたりするのではなく、何が起きているのかを知り、必要な対処を考えられること。
たくさんの情報に振り回されるのではなく、自分に必要なものを自分で選べること。
そして、自分だけでなく、家族や大切な人の健康について考えるときにも、その知識を役立てられること。
知識があるからといって、すべての問題を解決できるわけではありません。それでも、知ることで選択肢が増え、自分に合った方法を考えられるようになる。そのことが、自分自身を大切にすることにつながるのだと思います。
自分が経験してきた苦しさも、そこから学んだことも、誰かの役に立てられるかもしれない。
そう考えるようになり、働きながら学び、資格を取得して、2022年7月、分子栄養学カウンセラーとして開業しました。
自分自身が食事や栄養について学び、変化を経験したからこそ、今度はその知識を、必要としている人に届けていきたい。それが、今の活動の始まりです。
STORY 05
私が伝えたいのは、正しい食事をしなければならないとか、健康のためにもっと努力しなければならない、ということではありません。
健康のために始めたことが、いつの間にか自分を追い詰めるものになってしまったら、本末転倒だと思うからです。
かつての私がそうだったように、健康になりたいという思いから、食べられるものが減り、食べることそのものが苦しくなってしまう人もいます。
だからこそ、食事や栄養の知識を伝えることで、不安や制限を増やすのではなく、安心して食べられる選択肢を増やしていきたい。
食事も、健康も、本来は自分の人生をよりよく生きるためのものです。
誰かにとってよい方法が、自分にも合うとは限りません。生活環境も、体質も、体調も、抱えている悩みも、一人ひとり違います。
だからこそ、知識を一方的に伝えるのではなく、その人自身を理解することから始めたい。
今の自分にできることを一緒に考え、無理なく続けられる方法を見つけていきたい。
できていないことを責めるのではなく、できていることにも目を向けたい。
そして、その人が安心して自分のことを話せる存在でありたいと思っています。
私が目指しているのは、誰かを否定したり、理想の姿に無理やり近づけたりすることではありません。
その人のあるがままを受け止めながら、自分の体を知り、自分に必要なものを選び、自分らしく生きるための一歩を支えていくことです。
STORY 06
こうして活動を続ける中で、私が目指したい未来も、少しずつ明確になってきました。
それは、自分自身を大切にできる人を増やし、その想いを次の世代へとつないでいくことです。
大人がまず、自分の身体を大切にし、食べることを大切にする。食事を通して、自分の身体に必要なものを知り、自分を大切にすることを実践する。その姿や考え方が、子どもたちにも伝わっていく。
私は、そんな積み重ねが大切だと思っています。
今の世の中には、生きづらさや不安を抱えている人がたくさんいます。その背景には、家庭環境や教育、社会環境、人間関係など、さまざまな要因があると思います。
食事だけですべてを解決できるわけではありません。それでも、毎日の食事は、私たちの身体をつくり、日々の心身のコンディションを支える大切なものです。
食事や栄養について知ることが、自分の体を理解し、自分を大切にするきっかけになるかもしれない。
自分に必要なものを選ぶ力が、自分を守ることにつながるかもしれない。
そして、自分を大切にできる人が増えることで、周りの人を大切にすることや、次の世代を支えることにもつながっていくかもしれない。
私は、食事と栄養を入り口に、そんな変化を生み出していきたいと考えています。
子どもたちが、自分自身を大切にしながら、よりよい未来を生きていけるように。そして、一人ひとりが自分らしく生きられる社会につながるように。
そのために、個人への栄養サポートだけでなく、家庭や企業、地域へと活動の場を広げながら、食事と栄養の大切さを伝えていきたいと思っています。
STORY 07
私が目指しているのは、単に栄養の知識を広めることではありません。
食事や栄養を入り口に、自分の身体を知り、自分に必要なものを選び、自分自身を大切にできる人を増やすこと。
そして、自分のことを後回しにしてしまう人や、生きづらさを抱えている人が、少しずつ自分らしく生きられるようになることです。
あるがままの自分で生きられない悲しみを減らし、自分らしく生きる喜びを増やしていきたい。
かつての私は、周りの目や評価を気にし、自分を否定し、自分を変えようと頑張り続けていました。そんな私が、食事や栄養について学ぶことを通して、自分自身を理解し、大切にすることを知りました。
だからこそ、今度は私が、そのきっかけを誰かに届けていきたい。
まずは、自分の身体を知ること。食べることを大切にすること。自分の気持ちに目を向けること。
そんな小さな選択から、自分自身を大切にすることを始めてほしいと思っています。
その一歩が、自分の未来を変え、家族の未来を変え、次の世代の未来へとつながっていく。私は、そう信じています。
小さな選択が、未来を変える。
食事と栄養を通して、自分を大切にする人を増やし、自分らしく生きる喜びが広がる未来をつくっていきたい。
それが、私の原点であり、これからも大切にしていきたい想いです。
ACTIVITIES
これから力を入れていきたいのが、女性のプレコンセプションケアです。妊娠を考える時期だけでなく、そのもっと前から自分の身体を知り、日々の食事や生活習慣を見つめ、自分の健康について考えられること。それは、将来の妊娠や出産のためだけでなく、今を生きる自分自身を大切にすることにもつながると思っています。
分子栄養学カウンセラー
たしま えみこ
15年以上にわたる摂食障害、産後の適応障害による休職を経て、分子栄養学と出会う。自身の回復の経験をもとに、働きながら学び資格を取得し、2022年7月、分子栄養学カウンセラーとして開業。栄養カウンセリングや各種講座、商品開発・監修、健康経営サポートなど、食と健康に関わる活動を幅広く行っている。
日々の活動や食事のことを発信しています